プラントベースとヴィーガンの違いは?初心者にもわかる簡単解説!

「プラントベースとヴィーガンって何が違うの?」

最近、スーパーやカフェでよく見かけるようになったこの2つの言葉。似ているようで実は意味も目的も異なります。

本記事では、初心者の方にもわかりやすく、それぞれの違いや共通点、どちらを選べばよいかについて丁寧に解説します。

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目次

【プラントベース】を簡単に説明

最近よく聞くようになってきた、プラントベースという言葉。

スーパーで見つけた商品に記載されているのを見かけると思います。

「プラントベース」とは、健康や栄養面に焦点をあてた、植物性食品中心の食生活や、食品のことを指しています。

プラントベースのお肉や魚、ミルクなど、最近ではよく見かけるようになりました。

この場合、植物性100%が原料であるという意味です。

プラントベースの食事といえば、植物性食品由来(野菜・穀物・豆類・ナッツ・シード・フルーツなど)中心の食事という意味になります。

その中でも、人類の健康に特化した食生活を「ホールフードプラントベースの食事」と呼びます。

プラントベース栄養学の中では、この食事方法が提唱されています。以下の記事でホールフードプラントベースの食事を紹介しています。

【ヴィーガン】を簡単に説明

「ヴィーガン」を一言で言えば、動物に優しいライフスタイルを選ぶ人たちのことです。

食事はもちろん、暮らしの中でも動物を犠牲にしない選択を大切にしています。

その背景には、「動物愛護」「環境問題」「健康」など、さまざまな理由があります。

そして、その人の生き方や思想、哲学を表したものが、本来の「ヴィーガン」という言葉の意味なんです。

この考え方はヴィーガン協会によって1944年に定義され、1951年には「動物を搾取しない倫理的なライフスタイル」として明確にされました

出典:ヴィーガニズム – Wikipedia

【初心者向け】プラントベースとヴィーガンの違いとは?

次は、「プラントベース」と「ヴィーガン」の違いをひとつずつみて行きます。

以下にまとめたのが、本来の言葉の意味です。

① 定義の違い

まずは定義が違います。

定義の違い
  • ▶ヴィーガン:倫理・動物愛護・環境のためのライフスタイル
  • ▶プラントベース:健康を主な目的とした食スタイル

本来の定義は、ライフスタイルを指しているのか、食事のスタイルを指しているのか、という大きな違いがあります。

② 食べるものの違い

どちらも共通して動物性食品を避けている点があります。

プラントベースは植物性食品を重視した食生活なので、未精製のものを選ぶ傾向にあります。

ヴィーガンの場合は健康な食生活を指しているわけではないので、極端にいうと、フライドポテトばかり食べて超加工品のヴィーガン食品を食べても、ヴィーガンといえます。

もちろん上記のような生活は健康にはよくないので、体調を崩したりする可能性は大きいです。

③ ライフスタイルの違い

ライフスタイルでは少し違いが出てきます。

ヴィーガンの場合、服やコスメ、動物園や水族館など動物が搾取されている場所やものを極力使わないように心がけています。

これはその人の思想や哲学によるものです。

プラントベースは食生活のことを指しているので、ライフスタイルや思想に関してはその人自身の考え方ということになります。

④ それぞれのメリット・デメリット

私が考える「ヴィーガン」のメリットは、動物愛護や地球環境の保護を意識的に行えていることだと思います。

「ヴィーガン」と「プラントベース」両方に共通するメリットは、動物性食品を食べることによる現代病の予防に繋がることです。

デメリットとしては、動物性食品を抜くことにフォーカスしてしまい、無理に制限しすぎてしまうと、ストレスを感じたり、続けることが難しくなったりするかもしれません。

他にも、健康の知識が無いままだと、添加物が多いものや偏った食生活になってしまい、逆に体調を壊す場合もあります。

「ヴィーガン」と聞くと、メディアの影響で過激なイメージを持っている場合もあるかもしれません。

実際私の周りではヴィーガンで過激な人はいないですし、メディアが誇張しているように感じています。

メディアが誇張するときは裏があるので、人々が菜食になったら困る原因でもあるのでしょうか…?

「プラントベース」にとくにデメリットは感じませんが、あえて挙げるとすれば、日本では外食時にプラントベースの選択肢が少ないことです。

そんな時はプラントベース栄養学の存在を知ると安心です。

⑤ プラントベース vs ヴィーガン:どちらを選べばいい?

自分のライフスタイルや価値観に合わせて選ぶのが良いと思います!

無理なく動物性食品を減らしていくことが、健康へのいちばんの近道だと思います。

プラントベースとヴィーガン、実際の社会での使われ方は?

とは言っても街に出ると「プラントベース」という言葉より、「ヴィーガン」の方が目にする機会が多いと思います。

「ヴィーガン」という言葉が有名人やインフルエンサーの影響もあり有名になってしまい、ヴィーガン=食事のイメージが強くなってしまっています。

本来の意味とは離れていますが、レストランなどで見かける場合は、圧倒的にヴィーガンと書かれていることが多いです。

まとめ:「プラントベース」と「ヴィーガン」の違い

比較対象をわかりやすく表にまとめました。

スクロールできます
比較項目ヴィーガンプラントベース
主な目的倫理・動物愛護・環境健康・栄養
食べるもの動物性NG・加工品OK動物性NG・未精製のもの
ライフスタイル日用品や娯楽も含む主に食事限定
メリット動物保護・環境配慮健康面でのメリットが大きい
デメリット過激派のイメージ/誤解されやすい外食での選択肢が少ない(日本)

言葉の意味は少し違いますが、プラントベースとヴィーガン、どちらも動物性食品を避けていること、そしてどちらも地球に対する優しさや健康がベースになってきていることに変わりはないです。

私自身はプラントベースの食生活を続ける中で、心も体も軽くなったことを実感しています。

言葉や呼び方にとらわれすぎず、それぞれが自分に合った「心地良い選択」をできる社会になると素敵ですね。

「これからプラントベースを始めたい」「もっと学びたい」と思った方は、今後も関連記事を更新していくので、ぜひブックマーク・フォローしてみてくださいね♪

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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